クライアントを元気づける技術とその方法(その6)



当コラムではアメリカのオーガナイザーによるレポートを紹介しています。


現在のテーマは「クライアントを元気づけ、安心させる技術」。

アリゾナ州ツーソンで、「クラター・バスター」として活躍する、
パム・ロウシャーさんのコラムを参照しています。


前回はロウシャーさんによる、クライアントを元気づけるためのメソッド
「 ABCアプローチ 」を紹介しました。


今回も最初の「A」、

A—Allow yourself to bring up the topic of worry. 
「心配事を話題にあげよう」

の解説の続きです。

「私の場合、

 『もしあなたの部屋が、私が見た中で最悪だったら、お祝いとして
  その場で100ドルあげるわ』

 などと相手に言ってしまいます。

 そう伝えるとたいてい、彼らは笑ったり、微笑んだりします。

 そして彼らのストレスは和らぐのです。

(かつて悲惨だった私の家庭の例があるので、今日までクライアントに
 支払ったことはありません)。」

「私は、あなたにとってごく自然な言葉を用意しておくことを
 お勧めしたいと思います。

 クライアントとの話が盛り上がって、彼らの懸念を少なくすることが
 できるように」

 「本当に最悪だったら、100ドルあげる」はわかりやすくていいですね。

話を持ちかけた時点で、クライアント側にも「滅多にないことなんだ」と
伝わりますし、「そこまでいうか?」と笑えてきます。

ロウシャーさんの自宅がかつてひどい状態だったから自信を持って話せる、
というのも気になりますが、とにかく、相手をほっとさせるようなネタを普
段から仕込んでおくのが重要だと言うことですね。

 現場対応の準備として、クライアントの「うちが最悪だ」と考える癖を
先回りして知っておき、その思い込みを手放すきっかけになるような、
リアルなネタをあらかじめ仕込んでいくと、スムーズに相手との会話に
入れると思います。

次号はBの説明に移ります。

島智美(2014/07/31+加筆)




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