クライアントを元気づける技術とその方法(その9)



当コラムではアメリカのオーガナイザーによるレポートを紹介しています。

現在のテーマは「クライアントを元気づけ、安心させる技術」。

アリゾナ州ツーソンで、「クラター・バスター」として活躍する、
パム・ロウシャーさんのコラムを参照しています。


ロウシャーさんが提唱している、クライアントを元気づけるためのメソッド
「 ABCアプローチ 」の内容を説明しているところです。


今回も2つ目の「B」、

B—Be willing to listen. 
「聞く意思を持とう」 

の説明の続きとなります。

「あるクライアントは、従業員のひとりがプロジェクトの最中に去ったとき、
 彼女がいかに動揺したかについて、話してくれました。


 彼女は途方に暮れ、猫の臭いに耐えられない、と叫んだそうなのです。


 このことを聞いてから、私は彼女の本、芸術、服の膨大なコレクション
 を見て『途方に暮れた』とは感じず、ワクワクしたわ、とクライアントに
 説明するよう、注意するようにしました。

 私は、彼女とのお片づけタスクを、彼女が大好きなものは何か、
 について知る『宝探し』と見なしました。


 そして大好きなアイテムに、家の中でより目立つ置き場所を
 与えることができました」

 ネガティブな出来事に対し、悲しみに支配されて自分自身が
コントロール出来なくなるタイプのクライアントの話のようですね。


あらかじめ、自分のタイプを申告してくれる人は滅多にいません。

だから何気ない雑談の中から、相手の性格や考え方の癖などを引き出す
ことで、その人に合った進め方を見出すのですね。

軽い雑談をきっかけに、親しくない人でも意外に
「自分って、前にこんなことがあったのよ」などと過去の出来事を
話してくれることがあります。

相手の話を聞いてから、その人との接し方を決めたりすること、普段の
人付き合いや日常生活でも、皆さんも普通にやっていませんか?


相手の話をよく聞くことによって、それが可能になるんですね。

対話って、日常生活でも大事なことですし、
重要なビジネススキルでもあるんですね。

吉島智美(2014/09/05+加筆)


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