クライアントを元気づける技術とその方法(その12)



当コラムではアメリカのオーガナイザーによるレポートを紹介しています。

現在のテーマは、「クライアントを元気づけ、安心させる技術」。

アリゾナ州ツーソンで、「クラター・バスター」として活躍する、
パム・ロウシャーさんのコラムから、役立つエッセンスを紹介しています。


ロウシャーさんが提唱している、クライアントを元気づけるためのメソッド
「 ABCアプローチ 」の内容説明、終盤になります。


現在は3つ目の「C」、

C—Clarify your approach.  
「 あなたのアプローチを明確にしよう 」 

の説明をしています。

以下、 パム・ロウシャーさんのコラムからの引用です。

「クライアントは、『私は何を準備したらいいのかしら』と思っています」

これ、ロウシャーさんの言うとおりです。

私に問い合わせてくるお客様も、最初は何を準備したらいいのかしら、
と考えています。

他人が来るのだから、少しは片づけておいた方がいいかしら。

でもどこまで?

などと、電話の向こうで色々考えているのが伝わってきます。

でも、何も準備する必要はないんですね。


下手に構えて片づけたりすると、重要な手がかりが見えなくなってしまうから。

あえて準備するとしたら、他人に 家の惨状を見せても動じない心構え、
でしょうか(笑)。

この、お客さんの「何を準備したら?」に対しての、
ロウシャーさんの答えを見てみましょう。

「私はクライアントに、こう話します。

 『あなたは、私のために掃除したり片づけたりする必要はありません。
  あなたが何にどう対処しているか、見る必要があるからです。


  私を迎える準備を何もしない状態を見ることで、
  あなたの脳がどう 働いているかを理解する助けになります』」


やはりロウシャーさん も、


オーガナイザーを家に入れるからといって、決して現状を変更しないように
念を押していますね。


何も変えていない、普段通りの状態を見ることは、
お片づけのプロにとって大きなヒントを与えてくれます。


人によっては、散らかった家に人を入れる場合、その人に失礼なのでは
ないかと考える人も多いです。


万が一クライアントに聞かれなくても、プロの方から、
現状を変えないようお願いしておくことも必要でしょう。


特に日本の場合、何も言っておかないと当然のようにモノを
動かしてしまう人が多いように思いますので、
気をつけた方がいいと思っています。

次回、このコラムの最終回となります。



吉島智美(2014/11/07+加筆)


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