クライアントを元気づける技術とその方法(その13)



当コラムではアメリカのオーガナイザーによるレポートを紹介しています。

現在のテーマは、「クライアントを元気づけ、安心させる技術」。

アリゾナ州ツーソンで、「クラター・バスター」として活躍する、
パム・ロウシャーさんのコラムの紹介です。


ロウシャーさんが提唱している、クライアントを元気づけるためのメソッド
「 ABCアプローチ 」の内容説明、最終回になります。


現在は3つ目の「C」、

C—Clarify your approach.  
「 あなたのアプローチを明確にしよう 」 

のまとめです。

以下、 パム・ロウシャーさんのコラムからの引用です。

「クライアントが、最初のセッション前に何を準備すべきか尋ねてくるとき、
 オーガナイザーには多くのオプションがあります。

 私は、コミュニケーションの最中に起こったことによって異なる答えを
 していることに、ある日はたと気づきました。

 オーガナイザーが持つ オプションには、

 

 (a)片づけが終わり、部屋がどう見えるかについて考えておいてもらう

 (b)何もしないでおいてもらう

 (c)ゴミ・バッグ、紙、テープとマーカーを組み立てておいてもらう


 などがあります」



 現状を変えないでおいてもらう。

それが私も実践している、ごく一般的な方法ですが、その他にもロウシャー
さんはシンプルなメッセージをクライアントに伝えているんですね。


人によって変えている、とのことですが、個人的にはどういう人に(a)を
伝えているのかが気になります。

(c)は、かなりヘビーな状態の人に対して、なんじゃないかと想像します。

最後に、このコラムを通じてのロウシャーさんからのメッセージです。

「クライアントを元気づける技術は、あなたのクライアントだけでなく
 あなたのためにもなります。

 そしてそれはオーガナイザーの心構えABCを覚えていることによって、
 達成することができます。

 自分自身が、心配ごとについての話題を持ち出してもいいんだ、と
 思っていて下さい。


 そして、 聞く意思を持って下さい。


 クライアントが彼らの部屋のことを、あなたが見てきた中で
 最悪な状態ではないということが伝わるように、あなたのアプローチを
 はっきりさせてください」

ロウシャーさんのABCアプローチ、いかがでしたか?

向こうのPO、プロフェッショナルオーガナイザーは、
メッセージをシンプル化して表現するのが上手ですよね。

自分が気をつけていることを、後輩オーガナイザーにわかりやすく 伝えよう
としている姿勢に好感が持てます。

私も自分の経験を、分かりやすく伝わるように表現して
いきたいと思いました。

吉島智美(2014/11/07+加筆)


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