お片づけのプロ養成コース設立の目的と、各ステージの位置づけ

日本ではこれまで、整理収納の理論を伝える講座は数多くありますが、実際に「お片づけビジネス」の現場でどのような知識が役立つのかを教えてくれる講座や、クライアントの前でどのようにふるまえばいいのかなど、「お片づけビジネス」に必要なスキルを分かち合う講座はほとんどありませんでした。

日本プロフェッショナル・オーガナイザー協会では、「お片づけビジネス」の更なる普及を目指し、このたび、「お片づけのプロ」養成コースを開講することとなりました。

全国各地に存在する「お片づけのプロ」の知恵は、ほぼ彼らの周囲から広がることはなく、おそらく独自ノウハウとして企業内に蓄積されているものと思われます。当協会では、複数の「お片づけのプロ」事業者のノウハウを日本ではじめて公開、結集することにより、「お片づけビジネス」の発展に寄与したいと考えています。

「お片づけのプロ」養成コースでは、学びの効果を最大限に高めるよう、5回のセミナーを第一ステージとし、ここに学習内容を集約しています。以下に第一ステージの内容について簡単に説明します。

第一ステージ

第一ステージでは、お片づけビジネスの実務面に必要なノウハウを習得することを目的としています。カリキュラムに含まれる各講座は、整理や収納の実践的な知識だけでなく、実際に人と接する際に必要なメンタリティやコミュニケーションスキル等、クライアントと信頼関係を構築するために必要なスキルについても学びます。

よく言われることですが、お片づけの効果によって、クライアントの人生に変化を及ぼすことがあります。お片づけに向き合うことで頭の中が整理されることが主な理由ですが、このようなコーチング的な効果を副次的にもたらすのが、お片づけの興味深い点です。「お片づけのプロ養成コース」のカリキュラムで「人」についての理解を深めるのは、この効果をにらんで、という側面もあります。本来、メインテーマとすることもできる深いテーマですが、当講座の「人」を理解するカリキュラムではあえて、副次的なものと考え、「お片づけビジネス」に必要なスキルのひとつとして提供するつもりです。

第一ステージの最終回では、お片づけビジネスをスタートさせ、運営するために不可欠な集客、マーケティングのスキルについて学びます。3人の講師が試している集客の方法や、発しているメッセージの方向性などについてお伝えします。集客のためのテクニック的な要素もお伝えしますが、どちらかというと、時代に左右されるような集客方法ではなく、時間が経過してもあまり変化しない基本的なマーケティングの考え方と、ビジネス展開方法の様々なパターンについて、メインに扱う予定です。

「マーケティング」と聞くと、「ビジネスをスタートする段階ではない」と考える人は抵抗を感じるようです。でも、ビジネスをスタートするには、様々な準備が必要です。特に大事なのが、「自分という人間が周囲からどう見られるか」「自分は人にどのような印象を与えているか」を知ること。人が醸し出している雰囲気によって、最適なマーケティング手法も異なるので、ビジネスのスタート時点で自分のパーソナリティを知っておくことは重要です。受講生一人一人がどんな個性を持っているかに気づいてもらい、それを客観的に表現する方法をマーケティングと繋げることで、オンリーワンの「お片づけのプロ」が巣立っていくのです。


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