「趣味に生きる人」のお片づけ(その4)

コラム「『趣味に生きる人』のお片づけ」の4回目。   前回は、マニアさん向けのお片づけについてアメリカのオーガナイザー、 エリザベス・シェハンさんの考える「コツ」について説明しました。 今回は、マニアさんへの対応でシェハンさんが重視している、 「時間管理」について考えてみます。   シェハンさんのレポートで興味深いと感じたのが、「マニア」さん相手の 相談では「時間管理がカギだ」と書いているところです。 レポートの流れから読み解くと、「マニア」さんからの悩み相談で 「時間管理のストレス」に関するものが多い、ということなのでしょう。 確かに、趣味に熱中すればするほど、仕事や家事との兼ね合いに悩まされる ことは容易に想像できます。   ここで、時間管理について、お片づけのプロに出来ることは何だろう、 と思いませんか? アメリカのオーガナイザーが、時間管理、タイムマネージメントのコーチと しても活動していることは私も知っていました。 でも、具体的にどう、お片づけ作業と時間管理コーチングを両立している のかが、実感としてピンときていませんでした。   シェハンさんのレポートからは、時間管理が出来なくてストレスを抱える クライアントが、シェハンさんに相談している様子が感じられます。 ここからは私の想像ですが、彼女は「作業スペースの未整理」と 「趣味に費やす時間が上手く定義できないこと」を、 片づかない原因として同列に見ているのではないか、と感じました。 クライアントについて、時間の使い方が上手くないな、と思ったら、 空間の整理の前に、時間管理のコーチングを提案しているのではないでしょうか。   私も何度か、片づけ作業でなく片づけのコーチングをクライアントに提案し、 実際にコーチングをしたことがあります。 物理的に距離のあるクライアントに対しても問題解決の提案が出来るし、 声だけしか情報がないので、相手の表情の変化に惑わされない利点も ありました。 時間管理も、有力な問題解決策であることは間違いなく、 コーチングでの対応も十分可能です。 日本では、お片づけのプロに時間管理を依頼する人は少数だと思われますが、 シェハンさんのレポートを読んで、可能性を感じました。 今度は私も、時間管理をメインとしたコーチングを、 クライアントに提案してみようかな、と思いました。 吉島智美(2010/8/24+加筆)
PageTop