「趣味に生きる人」のお片づけ(その5)

コラム「『趣味に生きる人』のお片づけ」の5回目。   前回は、マニアさん向けのお片づけについてアメリカのオーガナイザー、 エリザベス・シェハンさんが「時間管理」について、趣味人のサポート には特に重要な要素である、と説いていました。   今回のレポートではいよいよ、マニアさんが趣味に打ち込む作業場、 「ワークスペース」について、その特徴を書いています。   「ワークスペースで、よく起こりがちなことがあります。    それは新しく補充したモノやアイデアによって、収納庫が急速に拡大し、  結果としてワークスペースが広がってしまうことです。    趣味の道具と身の回りの品が、最初は適切に管理されていたのに、 管理しきれなくなってしまうのです」   打ち込める趣味を見つけると、趣味の世界はワクワクする方向へと 果てしなく広がっていくものです。   趣味に熱中しだすと、「あれも、これも」と気持ちの赴くままに、 材料や道具が自然と増えていく。   どんなに管理上手な人でも、増えていくモノと作業スペースを 制御しきれずに、持て余し気味になっていくものだと思います。   特に、日本では生活スペースが手狭な家庭が多いため、家族の1人が 趣味に熱中し出すと、趣味関連のモノが生活スペースを圧迫しだします。   どこかで制限をかけないと、他の家族に迷惑をかけることになります。   私の経験でも、趣味モノの片づけは手伝っていて楽しいのですが、 「これじゃ、家族はかわいそうだろ」と思うこともしばしばでした。   でもですね。   「家族のために、頑張って趣味のモノを手放しましょう」と切り出すのは 最後の手段だと思っています。   まずは、趣味を心ゆくまで楽しめるスペースを作ってあげる。   十分に片づけのメリットを感じてもらってからでないと、片づけに 協力してもらえませんから。   今まで使いにくかった趣味のためのスペースが、使いやすくなる。 そう実感できたら、モノを手放すのに前向きになってもらえます。   その意味で、ワークスペースの快適化は重要なんです。 まずは「アメ」がないと、先に進めませんからね。   シェハンさんの考察は、次回にまとめます。   吉島智美(2010/9/25+加筆)
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