「趣味に生きる人」のお片づけ(その7)

コラム「『趣味に生きる人』のお片づけ」の7回目。   前回、マニアさん向けのお片づけについてアメリカのオーガナイザー、 エリザベス・シェハンさんは、オーガナイザーがマニアさんの「目」と なることを勧めていました。   趣味に打ち込む環境として、ワークスペースの環境が適切かどうか、 クライアントが気づかない視点で観察し、客観的な意見を伝えることが 重要とのことでした。   今回は、シェハンさんが「マニア」さんの行動について、よく見ているなあと 感じたコメントを紹介しましょう。   これまでのコメントも含め、シェハンさんはマニアさんの行動パターンを どう分析しているのでしょうか? 彼女は、こう述べています。   「一方で、趣味を楽しむ人は、道具類を一つの部屋に残し、 今取り組み中の作業を別の場所に持って行きがちです。 家族が過ごす場所、より良い照明のある部屋、いい作業台のある 場所に運びこむのです。 こういった、あちこち『這い回る趣味人』には、メインの作業場から  リビングへと容易に持ち運びできるよう、分かりやすく移動しやすい 解決策が必要です」   なるほどなるほど。 道具は趣味部屋に置き、作業はリビングへ持って行ってしまうんですね。 アメリカ人も日本人も、やっぱり考えることは同じなんですね。 過去のクライアントさんの顔を思い出して、にんまりしてしまいました。   メインの趣味部屋、こもり部屋があるにもかかわらず、やはり家族の いるところで作業したい、空調が効き居心地のいい部屋で、リラックスして 作業したいという傾向は、特に日本人に強いのではないでしょうか。   作業部屋はどうしても空気が澱みがちですし、モノも多くて散らかって いるのが普通。 それよりは、広々としたリビングでやりたい、というのがホンネでしょう。   シェハンさんの言うように、持ち運び用の道具類をキャスター付の箱や、 ポケットのたくさんついたトートバッグなどにまとめてあげたら、 マニアさんは喜ぶでしょうね。   マニアさん向けの提案事項として、私もチェックしておこうと思いました。   次号に続きます。   吉島智美(2010/9/25+加筆)
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