「趣味に生きる人」のお片づけ(その9)

コラム「『趣味に生きる人』のお片づけ」の9回目。   前回、マニアさん向けのお片づけについてアメリカのオーガナイザー、 エリザベス・シェハンさんは、マニアさんの行動特性、特に趣味に関する モノの管理について、起こりがちな問題を提起していました。   曰く、趣味のモノはルーティーンのように増殖していく。   趣味の作品を1分でも早く完成させたいのに、最後の1アイテムが 見つからなかったら、、、当然、新たに買い足す方向に進むのがマニアさん。 モノの管理が上手くいかないことで、時間とコストを無駄にしています。   そんなマニアさんに、シェハンさんが普段行っている対処法を 今回はシェアしてくれます。   「クライアントは、2つのタイプに分かれます。  物を片付けてきれいな状態を保つタイプと、  明らかにモノの全てを撒き散らすタイプです。    前者はきれいな場所で作業をするのを好み、  モノがたくさんあるとストレスを感じます。    後者は、混沌とした状況を気にしないし、見てさえいません。 彼らに対してすべき仕事は、現在あるアイテムの在庫を把握するのを  助け、それらを分かりやすく収納したり、ラベルを貼ったり、 材料を見つけやすいところに配置することです。 また過去に何を買い、何が不足している、といったアイテムの動き  を追えるよう、カタログシステムを作るのも役立つかもしれません」   趣味のモノやコレクションの扱いが2タイプに分かれる、 という見解には共感できますね。   リビングやキッチンはひどく散らかっているのに、趣味のモノだけは 恐ろしく几帳面に管理できている、というクライアントを私は何人も見ました。   またその逆で、モノの山の中で趣味に打ち込んでいる人もよく見かけます。   シェハンがいうように、彼らが管理やすい形にアイテムを配置したり、 収納したり、ラべリングをしてあげると大変喜ばれます。 私は、この仕事を始めてからできるだけ、仕分け後にラベルを貼るように していますが、「プロにしかできないことだ!」とクライアントに大絶賛されます。   収納にしまって、見つからなくなる不安を解消してくれるのが、このラベル。 細かいパーツの多い趣味をされている方には、特に絶大な効果を発揮します。   私の事務所のプロモーション動画は、そういえば、この「モノの多い趣味人」の お宅を撮影したものでした。   細かくラべリングしているシーンを見ていただくことができます。   また、シェハンさんの言うように、カタログシステムを作るのも喜ばれますね。 私のイメージでは、トヨタのカンバン方式みたいな感じでしょうか? 出入庫の数量を管理する仕組みが出来ると、クライアントが重宝します。   次回、このテーマのまとめとなります。 吉島智美(2010/10/26+加筆)
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