2016/03/31 | カテゴリー:“お片づけのプロ”の日常, お知らせ
子供の「紙モノ」整理のコツ(その2)
海外コラム「子供の紙モノ整理のコツ」の2回目です。
書類の整理は大人にとっても悩ましいものです。
しかし子供にとっては、ただの紙くずが記念品になったり、
成長記録になったりと、大人とは異なる意味合いを持ちます。
第3者にはゴミにしか見えないものが、家族にとっては宝物。
お片づけのプロにとっては、要警戒レベルの高いカテゴリーです。
きちんと戦略を立てて、対処する必要があります。
では、キャロラインさんの分析を見てみましょう。
彼女はまず紙の分類に明確なルールを設けることを勧めています。
「クライアントはあなたに、シンプルな方法でペーパートレイルを
コントロールできるよう、依頼するでしょう。
次に書く方法が、最も単純な解決法です。
クライアントの家に入ってくる、いかなる子供関連の書類も、
以下の3つのカテゴリーの1つに分類されなければなりません
Display(見せる)、Deposit(預ける)、またはDiscard(捨てる)。
この3Dシステムは覚えるのが簡単で、クライアントと認識を
共有するのに役立つツールとなります」
仕分けの種類を3つに限定する、というのはいいアイディアですね。
しかも頭文字が3つとも「D」ということで、覚えやすい分け方です。
ファイリングなどの場合、たくさんの見出しを作る方法もありますが、
片づけが苦手な人や子供には難しすぎることがあります。
大人にも子供にも理解しやすいので、カテゴリー数を限定した分け方は
好ましいのですが、問題はどう分けるかがポイント。
さて、3Dシステムとは、どんな分類法なのでしょうか。
次回は最初のD、Display(見せる)の解説をしていきます。
吉島智美(2012/08/08+加筆)