2017/05/31 | カテゴリー:“お片づけのプロ”の日常, お知らせ
クライアントを笑わせよう。 罪悪感と恐れからの解放(その3)
当コラムでは毎回、アメリカのプロフェッショナル・オーガナイザーによる
レポートをお届けしています。
今回は「クライアントを笑わせよう。 罪悪感と恐れからの解放」と題する
コラムの3回目です。
カリフォルニア州デルマーで活躍するキャスリン・ゴールデンさんのコラムからの
引用になります。
「ユーモアが、お片づけにどんな役割を果たすと思いますか?
あくまで私の意見ですが — すべてです。
私は仕事中ずっとクライアントと話したり、片づけたりしていますが、その間、
彼らは絶えず若干の罪の意識があるか、ガラクタにまつわる不安を恐れています 」
クライアントが、お片づけ作業中に罪悪感に囚われたり、不安感を抱いていたりする、
という意見には全く同意します。
どうして散らかしちゃったんだろう、何で同じような物をいっぱい買っちゃった
んだろう、ちゃんと片づくだろうか、そもそも、片づけのプロを呼ばなきゃいけない
自分って、人としてどうなんだろう。
片づけ作業中は、様々な罪の意識や不安感に囚われる機会が何度もあります。
「皆さんも、作業中に時折、彼らが罪悪感や不安感について話したり、
表情に現れるのに気づいていると思います。
時として、クライアントは実際にそういった感情を持ち出します。
そして、あなたは彼らの感情の重さをストレートに感じるでしょう。
まるで病気みたいですが、私は彼らに、気持ちをラクにして欲しいと考えています 」
文中に「感情の重さ」とありますが、クライアントがだんだんブルーになっていくと、
モチベーションが失われる恐れもあります。
そんな状況で、一部に笑いの要素があると、「やる気」の方向へと導くことができ、
片づけ作業がはかどるようになります。
なかなかの上級テクニックですが、ゴールデンさんのコラムからヒントをつかんで
いただけたら、と思います。
次回から、もう少し具体的な話に移っていきます。
吉島智美(2013/06/07+加筆)
< クライアントを笑わせよう。 罪悪感と恐れからの解放(その2) クライアントを笑わせよう。 罪悪感と恐れからの解放(その4) >