クライアントを笑わせよう。 罪悪感と恐れからの解放(その7)

「クライアントを笑わせよう。 罪悪感と恐れからの解放」コラムの
7回目です。

 

カリフォルニア州デルマーで活躍するキャスリン・ゴールデンさんのコラムから
引用してご紹介しています。

 

 

前回は、ゴールデンさんがクライアントを和ませる必殺のツールとして
何度も用いているという「ホンモノの執行猶予通知」の話が出ましたが、
今回はその続きです。

 

 

「『執行猶予通知』には、部屋がひどい状態になった経緯に、彼らが
 二度と罪悪感を抱かないようにする効果があります。

 

 出所通知のカードが届きました。

 現在は窮地を脱しています。

 許可証は交付されました。

 神はお赦しになっています」

 

この「執行猶予通知」はゴールデンさんにとって、過去の罪は問いません、

大事なのはこれからですよ、というメッセージをクライアントに伝えるための、

象徴的なツールなのでしょう。

 

 

我々には少しわかりにくいですが、そもそも「死刑」と「執行猶予」とでは、
天と地ほども重さが違います。

 

 

訴訟の多いアメリカでは、特にその違いが直感的に伝わりやすいのでは
ないかと思います。

 

 

これまで散らかしてきたことへの罪悪感を和らげ、大事なのは
これからだということを、この書面を見ただけで理解出来るという
ことで、かなりパワフルなツールになっているようです。

 

 

「これまでに、この執行猶予通知を見て笑わない人、そして罪悪感を
手放せない人
は一人もいませんでした。

 

 そして、ガラクタの処分が進むようになるのです。

 

 少なくともその時は象徴的に、でも後で文字通り、そうなります。

 

 私たちは一緒に笑います。

 

 クライアントは、大きく息を吐きます。

 

 このプロセスによって、作業をどう進めていくかが決まるのです」

 

自分が汚部屋を作り出してしまった過去にこだわると、「またやるのでは?」
という不安や恐れがつきまとい、本当にその恐れが現実化してしまいます。

 

ゴールデンさんの魔法のツール第一弾は、ネガティブな過去との決別を
クライアントに促すだけのインパクトを伴っているのでしょう。

 

過去へのわだかまりを手放してこそ、これからの自分に意識をフォーカスできる。

 

単なるお笑いネタでなく、人のメンタルの仕組みをよく理解し、
プラスに働きかける効果をよく計算して使っているツールだということが分かりますね。

 

 

次号では、ゴールデンさんの魔法のツール第二弾をお伝えします。

 

 

 

吉島智美(2013/08/11+加筆)


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