2014/10/01 | カテゴリー:“お片づけのプロ”の日常, お知らせ
子供部屋のお片づけ1(依頼人が本当の依頼人でない場合)
当コラムでは、毎回アメリカのオーガナイザーによる興味深いレポートを
お届けしています。
今回のテーマは「子供部屋のお片づけ」。
子供部屋の片づけ依頼では、「お金を出す人」と「片づける部屋の住人」が
必ずしも一致しません。
そこに難しさがあるわけですが、アメリカのオーガナイザーはどんな対応をしている
のでしょうか。
シーナ・ターナーさんのレポートは、こんな出だしで始まっています。
『「うちの子の部屋、ぐちゃぐちゃなんです。汚部屋みたいな・・・・。
私では手に負えないので、何とかならないものでしょうか?」
子育てママから不満げな声で、あなたにこんな電話がかかってきました。
さあ、あなたはどうしますか?
「ええ、お任せください。何とかしましょう」 あなたはこう答えるでしょう。
しかし、そう答える一方で、別の懸念も頭をよぎっていますよね。
親が子供部屋を片づけたいと望むとき、その影で、家庭内紛争が起こりつつあることを。
お片づけのプロとして私たちは、片づけたいと思っていない相手のスペースを
片づけるのが、どれだけ難しいかを知っています。
それにも関わらず、このような依頼はよくあります。
特に、散らかり放題の子供部屋に常日頃からイライラしている
親御さんからの依頼は多いです。
子供部屋(中高生の部屋)を片づける仕事の依頼を受ける前に、
心に留めておくと便利な知恵をお伝えしますね。』
親の立場では、子供に片づけて欲しい、片づけ上手になって欲しいと望む
ものですが、
一方で子供の方に全くその気がなければ、お片づけプロジェクトの進行は前途多難です。
ターナーさんがどんな方法で、この難しいケースに対処しているのか。
コツは、『「本当の依頼人」を計画に巻き込むこと』にあるようです。
次号以降、本題に入ります。