子供部屋のお片づけ3(依頼人が本当の依頼人でない場合)

子供部屋のお片づけ。 このケースでは、「お金を出す人」と「片づける部屋の住人」が一致しません。   前回、ターナーさんのレポートには、親ではなく、部屋を使う子供自身に 話を聞き、意見を言ってもらうことが大事だとありました。   今回は、親ではなく子供の話を聞く理由からスタートです。     「もちろん、お母さんにも発言権はあります。  しかし、小学生でも中高生でもそうなのですが、お片づけの最中、誰かが 決めた既定路線のような、誘導的な雰囲気を感じると  (自分の選択権がないと感じると)、  片づけた後、部屋はあっという間にカオスへと逆戻りします」     子供部屋は、子供自身の領域であるはずです。   大人予備軍である中高生が、自分の自由になる空間について、大人があれこれ 指図してくる状況を、面白く思うはずがありません。   片づけている間だけ従順な振りをして、オーガナイザーが去ったらまた 元の状況に戻る、と容易に予想できます。   あくまで、子供自身の選択権を確保すること、 そして子供自身に決断してもらうことが重要ということですね。   そしてコラムでは、子供部屋の片づけを円滑に進める知恵について 触れています。   「お片づけの必需品(例えばごみ箱、棚またはフック)を買いに行くとき、 子供自身の好みで1,2のアイテムを選んでもらいましょう。    お母さんとオーガナイザーとで、そう働きかけてください。    子供が選ぶのは、ある特定のごみ箱や、または、その子が大好きな色の アイテムかもしれません。」   「私は以前、中高生のクライアントに、洗濯物バスケットと、全身を映す鏡、 ホッケー・スティックを掛けるラックのようなものを、求められました。    中高生または子供が、この『自分で選ぶ』プロセスから、欲しかった何かを  得るいいチャンスだと思えば、彼らは得られる成果に盛り上がり、 片づけている間、協力的になります。」   子供自身に、お片づけグッズを選んでもらう。 そして子供に、自分の好みのインテリアグッズを選んでもらう。   青天の霹靂だったお片づけが、 「自分の好きな品物を買ってもらう絶好のチャンス」に転じれば、子供は やる気になる。   ゲンキンな考え方に思えますが、片づけもインテリア向上の一部ですからね。   子ども扱いして大人が家具を選ぶのではなく、片づけプロジェクトが自分好みの インテリアを作るいい機会になれば、子供の教育上も効果的かもしれません。   こんな割り切ったアイディアがあっても、いいんじゃないかと思いますね。     私の場合、子どもさんと一緒にショップ巡りをしたことはないですが、 子ども部屋の片づけの場合、色んなデザインのシールやグッズ類を持って 伺います。   そして、幾つかの候補の中から、そのお子さんが好きなものを選んでもらいます。   モノで興味を惹く作戦、上手くいく場合も、機嫌が悪いままで空振りする場合も ありますが、試してみる価値はあると思いますよ。   吉島智美(2011/5/26+加筆)
PageTop