子供部屋のお片づけ5(依頼人が本当の依頼人でない場合)

「子供部屋のお片づけ」コラム、5回目の記事です。   前回は、子供部屋の片づけの注意点に触れた内容でした。   今回は、子供と共に、片づけを成功させるコツについての言及です。 子供をやる気にさせる秘訣を語っています。   ターナーさんはどんなアイディアを提案しているのでしょうか。   「中高生には、お片づけのビフォーアフター画像をデジカメで撮影し、  データを渡してあげましょう。  彼らが、写真をフェイスブックやその他のソーシャルメディアに  アップロードすることができるようにするのです」   これは、面白いアイディアですね。 吉島の場合、小学生を相手にすることが多く中高生と仕事をする機会が ありませんでしたので、なかなかこういった発想は出ませんでした。   確かに、ソーシャルメディアの面白さは現在進行形でアップロードできる ところにあります。 片づけをスタートする時点の散らかった状態から、徐々に片づいていく プロセスをその都度、フェイスブックやブログなどでアップロードして いったら、面白いコンテンツになりそうですね。   友達に受けるでしょうし、周りの反応を見て本人がやる気になる効果も 期待できそうです。   この「ソーシャルメディアを活かす」方法について、ターナーさんは その効果を以下のように分析しています。   「中高生は、自分の生活や活動の様子を、画像や映像で友人とシェア  するのが好きなのです。  そして、このことが片づけ作業の最初から最後まで、彼らが積極的に  関わったことを自覚させ、『自分がやったのだ』という感覚を与えること  ができます」   一見突飛に見えるアイディアに、きちんと理論的な裏付けを加えてくる のがアメリカ流。非常に説得力がありますね。   自分のプライバシーを公開することで、友人とより深くつながりたいと いう中高生の心理をよく掴んでいます。   そしてそれだけでなく、ビフォーアフターを公開すると決めたことで、 ソーシャルメディアを通して知人に片づけへの着手を「コミット(宣言)」 させることに繋がっているのが、実は何より大きいと思います。   積極的に関わることを宣言したも同然ですから、逃げ道を自分で ふさいでいるに等しい。   そして実際、写真という目に見える形で片づけの前後を見ることに なりますから、達成感は大きいでしょう。   物事やプロジェクトを「やり切る」コツ、モチベーションを保つコツを 思春期のうちに片づけから学んでくれたら、その後の人生に大きな 糧となってくれそうですね。   ターナーさんのコラム、次回が最終回です。   吉島智美(2011/6/28+加筆)
PageTop