2016/06/30 | カテゴリー:“お片づけのプロ”の日常, お知らせ
子供の「紙モノ」整理のコツ(その5)
海外コラム「子供の紙モノ整理のコツ」の5回目です。
子供の成長と共に増え続ける「紙モノ」。
第3者にはゴミやガラクタにしか見えなくても、家族には宝物。
しかし「お宝」だからと全て保管していたら、家の中はカオスになるし
そんな悩みを持つ主婦と多く接してきたリヴカ・キャロラインさん。
自らの「子供紙モノ整理」のノウハウを、「3Dシステム」と呼んでいます。
最初のD「Display」に関する説明がしばらく続いています。
かなり効果的な手法だから補足説明も多いのでしょうが、
今回も、具体的な提案例の説明になります。
「壁面に大きな箱を並べる『Display棚』を設けると、使い勝手がいいですよ。
それぞれの箱には子供の名前を書いたラベルがついていて、子供の
手の届きにくい場所に置くようになります」
キャロラインさんが言っている『Display棚』ですが、レポートに写真がありました。
マス目状のオープンな壁面棚に、色とりどりの大きいボックスがぴたりと収納されています。
こういう箱は、子供用のおもちゃ箱として使われることがありますが、だんだん
重くなったり、出すとき全部ひっくり返すのが面倒です。
でも、紙モノなら軽くて煩わしくなくていいんじゃないかと思いました。
「掲示板がいっぱいになったら、子供にお気に入りの
作品を2,3選んでもらい、ラベルをつけた箱に入れ、残りを捨てます。
年末には、子供の大好きな作品で満たされるでしょう」
掲示板に貼ってあった、お手紙や作品などの紙モノのうち、役目を終えたものの中から
印象に残るモノを子供に選ばせ、保管したいものは箱に入れておく。
ルールが明快でいいですね。
しいて難点を挙げるとすれば、選ばせる際、
小さい子だと「全部とっておきたい」と言いそうなことですかね。
箱という子供の目にも明快な、容量の限界がありますから、
そこが一杯になった場合、因果関係がはっきりしているのが良いと思います。
子供に決めてもらったり、子供と一緒にどれを処分するか考えるなど、
決断力や論理的な考え方を養う効果も期待できそうです。
吉島智美(2012/08/31+加筆)