2016/10/29 | カテゴリー:“お片づけのプロ”の日常, お知らせ
子供の「紙モノ」整理のコツ(その9)
海外コラム「子供の紙モノ整理のコツ」の9回目です。
リヴカ・キャロラインさんが考案した、子供の成長と共に増え続ける「紙モノ」の
整理方法「3Dシステム」について語るコラム。
今回は、2番目のD「Deposit(預ける)」の説明、3回目になります。
「Deposit」の、注意点の続きです。
「見学旅行のしおりなどは、時間と場所をカレンダー上に記録することで
処分できる場合もあります。
もう一つの考えは、壁にくぎ打ちし、ハンギングタイプの蛇腹ファイルを
ぶら下げ、その中に子供専用のラベル付きファイルを入れる方法です。
この方法なら、迅速かつ簡単にお目当ての書類を見つけられます。
しかし忘れてはならないのは、必要がなくなったら、書類を捨てなくては
いけないこと。 そうでないと、3Dシステムはうまくいきません。」
「Deposit」の説明、後半は次の「D」、「Discard(捨てる)」を意識した内容に
なっていますね。
いくら子供が「全部取っておいて」と言ったとしても、保管できるスペースは
限られているわけですから、どこかで見切らなくてはいけません。
子供のモノは何ひとつ捨てられない、というクライアントもいますが、
用のなくなった紙モノのうち、処分できるものは手放していかないと、
あっという間に家中に溢れてしまいます。
その点をくぎ刺すようなコメントも含まれていますね。
前回のコラムで、決して捨ててはいけない、と書いていますが、
それは、思い出深い記念のメッセージ系のものに限られます。
社会科見学のしおり、学校からのイベント系のお知らせなどは、
よほどの思い出がない限り、不要になったら捨てて良いものです。
捨てて良いものまで、いつまでも残していたら、あっという間にモノであふれる。
なので、捨てていいモノは、すかさず捨てる。
を、習慣化する必要があるんですね。
次回に続きます。
吉島智美(2012/10/03+加筆)